「商住宅 中野新橋」が2026年度グッドデザイン賞を受賞しました。

YURAGI ARCHITECTSが設計チームの一員として実施設計を担当した、東京都中野区の賃貸集合住宅「商住宅 中野新橋」が、2026年度グッドデザイン賞を受賞しました。

「商住宅」は、かつて日本のまちにあった、暮らしと商いがひとつにつながる「職住一体」の風景を、現代の都市生活の中で再解釈した集合住宅です。

1階には、住まいと店舗を自由に使い分けられる土間空間を設け、街との新しい関係を生み出しています。一般的にはプライバシーの面で敬遠されがちな1階を、街に開かれた、むしろ魅力的な場所へと転換する試みです。

2・3階は、住まいとしてだけでなく、オフィスやアトリエ、ギャラリーなど、多様な使い方を受け入れる空間としています。

また、コンクリートの構造体が庇や手すり、排水などの機能を兼ねるファサードも、この建築の特徴のひとつです。構造と意匠を一体的に考えることで、合理性と建築としての表情を両立させています。

今回のグッドデザイン賞では、 引き戸一枚で商いと暮らしを切り替える明快な空間構成や、小さな商いが街に賑わいを生み出す仕組み、さらに建物全体が多様な都市生活を受け入れる可能性が評価されました。

2026年度の住宅・小規模集合住宅分野の審査には、建築家の伊藤博之氏、駒田由香氏、手塚由比氏、原田真宏氏らが審査委員として参加しています。

住むこと、働くこと、街と関わること。その境界を少し柔らかくすることで、都市の暮らしにはまだ新しい可能性があると感じています。

こうした建築の可能性を探るプロジェクトに、携われたことを嬉しく思います。

プロジェクトに関わられた皆さまに、心より感謝申し上げます。

商住宅|中野新橋

所在地:東京都中野区
用途:店舗併用住宅・賃貸集合住宅
構造:鉄筋コンクリート造(RC造)
規模:地上3階・全11戸
竣工:2025年9月

2026年度グッドデザイン賞 受賞ページ


TEAM

Producer / プロデューサー
つくる地所株式会社

Director / ディレクター
Office yoh株式会社(谷尻誠)

Design / デザイン・設計
Office yoh株式会社(基本計画・デザイン監修)
YURAGI ARCHITECTS 宮城 裕介(実施設計)
稲垣 小雪(ロゴ・WEBデザイン)
若尾 真実(コピーライティング)

Construction / 施工
FUJIKEN

PHOTO

Hideki Ookura / Kurome Photo Studio

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